【THR10II Wirelessレビュー】ギター・ベース自宅練習用アンプ、簡易DTM環境【THR-IIシリーズ/YAMAHA/ヤマハ】

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リビングに簡易的なDTM環境が欲しいと考えている時に見つけたのがTHR10II Wirelessです。

THR10II Wirelessは本当に私が求めていた理想の物で満足もしています!
実際に使用してみた感想や何がすごいのか伝えれたらと思います。

THR10II Wirelessはこんな人にオススメです。
  • 自宅練習用のギター・ベースアンプを探している
  • 簡易的なDTM環境を作りたい
  • 少ない機材・少ない配線で部屋をスッキリさせたい
  • THR10II Wirelessを最大限に活かす方法を知りたい
目次

商品紹介

特徴

  • VCMテクノロジーを駆使したリアルな真空管アンプの音色&洗練された多様なエフェクトを搭載
  • 15種類のギターアンプモデル、3種類のベースアンプモデル、3種類のアコースティックギターサウンド、フラットボイシングが選択可能※「THR Remote」アプリを使用することで全てのサウンドが使用可能となります。
  • Bluetooth®接続により、ワイヤレスでスマートフォンやタブレットからオーディオ再生やアプリでの外部コントロールが可能
  • 別売のLine 6®Relay®G10T(G10TII)トランスミッターを用意することでワイヤレスギター演奏が可能
  • 充電式バッテリーを内蔵し、自由に持ち運んで演奏可能
  • ステレオ出力に圧倒的な広がり感を生み出す技術「エクステンデッドステレオ」を搭載
  • USBクラスコンプライアント対応により、ドライバーインストール不要でパソコン/スマートデバイスと簡単に接続可能
  • iOS/Android/Win/macOS対応の専用アプリ「THR Remote」と連携でさらに便利に
  • 無料Rec’n’Shareアプリを使えば自分の演奏動画を気軽にSNSでシェア可能です。

開封

別売のLine 6®Relay®G10T(G10TII)トランスミッターを同時購入しましたので、2つの箱で届きました。

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中はこのように梱包されていました。

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本体、充電ケーブル、クイックガイドが入っていました。

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メリット

ギター・ベースのアンプ、エフェクター、オーディオインターフェイスが兼ねられている

色んな機能があるため、少ない機材と配線で済みます。

スマホで操作できる

Bluetooth接続により、スマホで専用アプリを使用してエフェクターの設定変更や記憶された設定を呼び出したり、本体を操作する事ができます。

スピーカーになる

ギター・ベースの練習用アンプだけではなく、Bluetoothでパソコンやスマホとの接続できるので、普通にスピーカーとして使用する事ができます。

音が良い

YAMAHAは老舗の音楽メーカーで、音質はバッチリでステレオスピーカーです。

デザインが良い

かっこよくて、アンティーク感のあるデザインと電源を付けるとスピーカー部分がオレンジに光るのがおしゃれです。

コンパクト

コンパクトなので設置できる場所が広がります。

完全ワイヤレスになる

内蔵バッテリーがある

THR10II Wirelessには、内蔵バッテリーがあるため電源が無い場所でも使用する事ができます。

スピーカーとしてキッチン好きな場所に置いたり、屋外のバーベキューのお供にする事ができます。

Line 6®Relay®G10T(G10TII)トランスミッターを使用

THR10II WirelessとLine 6®Relay®G10T(G10TII)トランスミッターの相性は抜群です。

本来ギターのワイヤレスを使用する場合は、トランスミッターがギター側とアンプ側に2つ必要になり、トランスミッター専用の充電器が必要だったりします。

意外と専用充電器の管理は面倒です、充電器をだしっぱなしにしてしまう為ごちゃつくんです・・・。

ですが、THR10II WirelessとLine 6®Relay®G10T(G10TII)の組み合わせだと、トランスミッターが1つで良くTHR10II Wireless本体に差し込めば充電ができるので、専用充電器が不要となります。

  • トランスミッターが1つで済む
  • トランスミッターの専用充電器が不要

多機能で機材と配線がスッキリする

私が一番メリットに感じている点がここにあります。

本格的なDTM環境を作ろうと思ったら、機材と配線がかなり多くなります。

配線がごちゃごちゃの環境をリビングに作ったら家族から怒られますよね・・・。

実際に私の部屋は、機材と配線が沢山あります。

  • デスクトップパソコン
  • ディスプレイ
  • オーディオインターフェイス
  • モニタースピーカー
  • マルチエフェクター
  • ギターケーブル

今あげた機材に対して配線が沢山あります。

リビングのDTM環境は以下となります。

  • ノートパソコン
  • THR10II Wireless
  • Line 6®Relay®G10T(G10TII)

配線関係がスッキリしています、シンプルにすごくないですか?

ずっとリビングでもスピーカーでDTMをしたいと思っていたんですが、こんな夢のような商品があるとは思いませんでした。

デメリット

トランスミッターにはレイテンシーがある

別売のLine 6®Relay®G10T(G10TII)トランスミッターはワイヤレスなのでどうしてもレイテンシー(遅延:2.9ms)があります。

DTMの録音で使用する時にはケーブルを使う事をオススメしますが、2.9msのレイテンシーは体感できないレベルなので練習をする上ではまったく問題はありません。

DTM環境はあくまで簡易的

ギター・ベースの自宅練習用アンプの使用であれば問題無くメインとして使えますが、DTM環境の観点で考えると簡易的な環境です。

やはり個別でそろえた
モニタースピーカー、オーディオインターフェイス、エフェクターと比べるとどうしても劣る部分があります。

ですが、モニターヘッドホンを使用したり、トランスミッターを使用せずにギターケーブルでつなげばレイテンシーもないですし、人によってはこの環境だけで満足できる人もいると思います。

注意点

オーディオインターフェイスとして使用する場合は、USBケーブルでの接続が必要となります。

USBケーブルは付属品にないため、自分で用意する必要があります。

THR10II Wireless本体にはUSBケーブル(タイプBオス)が必要となります。
パソコン側はUSB-AタイプかCタイプのオスが必要になってくると思います。

「タイプA or タイプCのオス」と「タイプBのオス」を選ぶようにしましょう。

クイックガイト

さすが世界のYAMAHAですね、クイックガイドには色んな言語があります。

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日本語の個所はこのページだけです。

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THR-IIシリーズのどれを選べばいいのか

THR Ⅱシリーズには3種類あります。

項目THR30II WirelessTHR10II WirelessTHR10II
アンプタイプ15種類 Guitar Amp モデル, 3種類 Acoustic モデル, 3種類 Bass Models, 3種類 Flat ボイシング15種類 Guitar Amp モデル, 3種類 Acoustic モデル, 3種類 Bass Models, 3種類 Flat ボイシング *「THR Remote」アプリを使用することで全てのサウンドが使用可能15種類 Guitar Amp モデル, 3種類 Acoustic モデル, 3種類 Bass Models, 3種類 Flat ボイシング *「THR Remote」アプリを使用することで全てのサウンドが使用可能
搭載アンプシミュレーションCLEAN, CRUNCH, LEAD, HI GAIN, SPECIAL, BASS, ACO, FLATCLEAN, CRUNCH, LEAD, HI GAIN, SPECIAL, BASS, ACO, FLATCLEAN, CRUNCH, LEAD, HI GAIN, SPECIAL, BASS, ACO, FLAT
搭載エフェクトCHORUS, FLANGER, PHASER, TREMOLO, ECHO, ECHO/REV, SPRING REVERB, HALL REVERB, *COMPRESSOR, *NOISE GATE (*の印がついているエフェクトはTHR Remote上でのみ使用可能です)CHORUS, FLANGER, PHASER, TREMOLO, ECHO, ECHO/REV, SPRING REVERB, HALL REVERB, *COMPRESSOR, *NOISE GATE (*の印がついているエフェクトはTHR Remote上でのみ使用可能です)CHORUS, FLANGER, PHASER, TREMOLO, ECHO, ECHO/REV, SPRING REVERB, HALL REVERB, *COMPRESSOR, *NOISE GATE (*の印がついているエフェクトはTHR Remote上でのみ使用可能です)
Bluetooth内蔵内蔵内蔵
ギターワイヤレス内蔵 ※Line6 Relay G10T(II)ランスミッター(別売)が必要内蔵 ※Line6 Relay G10T(II)トランスミッター(別売)が必要
クロマチックチューナー内蔵内蔵内蔵
コントロールAMP、GAIN、MASTER、BASS、MIDDLE、TREBLE、EFFECT、ECHO/REV、GUITAR OUTPUT、AUDIO OUTPUT、TAP/TUNER スイッチ、USER MEMORY スイッチ x 5、Bluetooth®スイッチ、サウンドモード切替スイッチ(THR30ⅡWirelessのみ)AMP、GAIN、MASTER、BASS、MIDDLE、TREBLE、EFFECT、ECHO/REV、GUITAR OUTPUT、AUDIO OUTPUT、TAP/TUNER スイッチ、USER MEMORY スイッチ x 5、Bluetooth®スイッチ(THR10Ⅱ/THR10ⅡWirelessはUSER MEMORY4+5同時押し)AMP、GAIN、MASTER、BASS、MIDDLE、TREBLE、EFFECT、ECHO/REV、GUITAR OUTPUT、AUDIO OUTPUT、TAP/TUNER スイッチ、USER MEMORY スイッチ x 5、Bluetooth®スイッチ(THR10Ⅱ/THR10ⅡWirelessはUSER MEMORY4+5同時押し)
接続端子INPUT(標準フォーンモノジャック)、PHONES(ステレオミニジャック)、AUX IN(ステレオミニジャック)、USB、DC IN、LINE OUT*(L/R標準フォーンジャック) * THR30ⅡWirelessのみ搭載INPUT(標準フォーンモノジャック)、PHONES(ステレオミニジャック)、AUX IN(ステレオミニジャック)、USB、DC ININPUT(標準フォーンモノジャック)、PHONES(ステレオミニジャック)、AUX IN(ステレオミニジャック)、USB、DC IN
スピーカー9cmフルレンジ x 28cmフルレンジ x 28cmフルレンジ x 2
定格出力30W(15W+15W) バッテリー駆動時 15W(7.5W+7.5W)20W(10W+10W) バッテリー駆動時 15W(7.5W+7.5W)20W(10W+10W)
電源ACアダプター、充電式バッテリー *駆動時間約5時間 (使用条件によって異なります)ACアダプター、充電式バッテリー *駆動時間約5時間 (使用条件によって異なります)ACアダプター
寸法(W×H×D)420×195×155 mm368×183×140 mm368×183×140 mm
質量4.3kg3.2kg3.0kg
付属品ACアダプター、クイックガイド、CUBASE AI Download Information (CUBASE AI ダウンロードについて)ACアダプター、クイックガイド、CUBASE AI Download Information (CUBASE AI ダウンロードについて)ACアダプター、クイックガイド、CUBASE AI Download Information (CUBASE AI ダウンロードについて)
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THR30II Wirelessがオススメな人

  • LINE OUT 出力を使いたい人(ステージでエフェクター代わりに使用したいなど)
  • 寸法が大きくなり、質量が重くなっても困らない人
  • ワイヤレス環境にしたい人
  • 寸法(W×H×D)420×195×155 mm
  • 質量4.3kg

THR10II Wirelessがオススメな人

  • LINE OUT 出力を使わない人
  • ワイヤレス環境にしたい人
  • 寸法(W×H×D)368×183×140 mm
  • 質量3.2kg

THR10IIがオススメな人

  • LINE OUT 出力を使わない人
  • ワイヤレス環境にしなくていい人
  • 寸法(W×H×D)368×183×140 mm
  • 質量3.0kg

私がTHR10II Wirelessを選んだ理由

私がTHR10II Wirelessを購入した理由は、LINE OUT 出力を使う予定が無く(ステージでエフェクター代わりに使用したいなど)THR30II Wirelessよりサイズがコンパクトだからです。

あとは、自分の部屋にYAMAHA HS7(トータル出力95W)とLine 6 マルチエフェクトプロセッサー Helix LTの環境があるので、リビングでの練習用アンプ、簡易DTMの観点で考えると、THR10II Wirelessがベストと考えました。

10II Wirelessを最大限に活かす方法

THR10II Wirelessをギター・ベースのアンプとしてのみの使用でしたら、設置できる場所に設置するだけで良いと思います。

THR10II Wirelessをオーディオインターフェイスとして使用するのであれば、スピーカーを耳と同じ高さにする事により、スピーカーを最大限に生かす事ができます。

そこで私が購入した家具が2つあります。

1つめは、幅85cm×奥行25cm×高さ220~280cmの突っ張りラックです。(色は黒を購入しました。)

もう1つは、幅100cm×奥行45cm×高さ70cmの山善のデスクを購入しました。(色はココアブラウンを購入しました。)

どちらも楽天で購入したので、届くまで実際に合うのか不安でしたが、色もぱっと見同じ感じで一体型の雰囲気がありばっちりでした。

この2つを組み合わせる事により、ラック1段目にコンセント関係を、ラック2段目にTHR10II Wirelessを設置して耳の高さに合わせる事ができました。

この2つの組み合わせのおかげて一石二鳥なので、本当に良い買い物ができたと感じております。

コンセント関係を下からのぞき込んだらこんな感じになっています。

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THR30II Wirelessにしなかった理由

THR30II Wirelessだとサイズが大きくなり質量も重くなるので突っ張りラックに乗せた時の耐荷重に問題がないのかと、圧迫感が不安だったので、THR10II Wirelessにしました。

ちなみに私が購入した突っ張りラックの耐荷重は全体20kg、棚板1枚5kgなのでTHR30II Wirelessの質量4.3kgでも問題なさそうですが、なるべく余裕を持たせた方が良いかなと考えました。

まとめ

THR10II Wirelessはこんな人にオススメです。
  • 自宅練習用のギター・ベースアンプを探している
  • 簡易的なDTM環境を作りたい
  • 少ない機材・少ない配線で部屋をスッキリさせたい
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